子宮全摘後の生活⑤ ~術後3か月以降の話。だんだん心が病んでいきました。~

子宮全摘後の生活⑤
さくらい

みなさん、こんにちは。さくらいです。

この記事では……

『子宮全摘後の心の変化』

について書いていきます。

にほんブログ村 病気ブログ 子宮頸がんへ
にほんブログ村

心に不調が出ていたときのお話です。ネガティブで暗い表現が多々あるので、「嫌だな」と思われる方は違う記事を読んでくださいね😊

この記事の内容
  • 術後3か月以降の話
    • 傷口から謎の液体が出た話の続き
    • 心の不調について

前回のお話はこちらから👇

目次

お腹の傷あとから出た液体について。その後の様子。

驚く

前回の記事に書きました、傷あとから出た『謎の液体』のその後について。(ちょっと重複しちゃいますが、もう1度書いておきます)

診療時間外に先生に診てもらい、

抗生物質の飲み薬の処方と、お腹の傷の消毒をしてもらいました。

特に問題なく回復しました!(よかった…)

お腹の状態は?

お腹を見る

抗生物質を飲み切り、お腹のテープの貼り替えもきちんとしていましたが、

その後、謎の液体が再び出てくることはありませんでした。

痛みもないし、腫れもないし液体もでてこない。

ほっとしました。

心が病みはじめたお話。

不安

子宮全摘後。

治療はひとまず終わり、これから数年間は経過観察の期間と先生から聞きました。

3か月に1回は病院に行って、膣内の超音波検査と細胞の検査をするということの繰り返しです。

そんなとき、

(なんだか私、おかしくなってる?)

と感じ始めました。

なんだか自分の様子がおかしい

ぼーっとする

この頃の私は、上の子は幼稚園、下の子は家で子守り。

という生活をしていました。

朝は5時半に起きてパパのお弁当を作ります。

その後は子供と朝食をとり、掃除洗濯をしながら8時過ぎには上の子はバスで幼稚園に向かいます。

そして、下の子と買い物にいったり家で過ごす。14時半に上の子が帰宅。

というようなルーティーン。

ほんと、なんてことないルーティーンです。

お仕事もして育児もして…という感じで忙しくされている方からしたら、

『なんて平和でゆったりとした時間を過ごしているの!』

なんて思われそうですね(笑)

しかしです。

術後数カ月が過ぎた頃、

このなんてことない、ストレスなんて感じなさそうなゆるい生活が満足にこなせなくなりました。

自分の中でいろいろなことが変化し始めたんです。

この頃の変化
  • 朝が起きれない(夜更かししているわけではない)
  • 無気力
  • なにごとも楽しくない
  • 無理やり笑顔を作るとその後ドッと疲れが出る
  • 外に出たくない
  • 何があったわけでもないのに涙が出る
  • ちょっと否定的な意見を言われると涙が出る

こんな感じでしょうか?

もともと、『涙もろいし落ち込みやすい』という性格ではあるんですが、なんだか昔と様子が違ってきたんですよね。

朝が起きられない

まず朝が起きられない。

夜更かししているわけでもなく、目覚ましもかけているし、寒くて布団から出られないわけでもない。

でも起きられない。

でも起きないとパパのお弁当を作ることができないから無理やり、本当に無理やり起きていました。

無理やり行動するとその反動からか、疲れがドッときました。

動けないんです。

無気力

もともとアクティブな性格でもないんですが、

なにもしたくない。

という気持ちでした。

動けないんですよね。体が動かない。

周りの人から見ると、ただただ怠けているように見えていたと思います。(パパも思ってたかも苦笑)

まぁ食欲はあったんでね。

「ごろごろして、なにしてんの?」

って思われてたかも。

しかし、子供がいるので動けないなんて言ってられません。

外で遊びたがるので、公園に行きます。ここでもまた無理やり気持ちを高ぶらせて、体も無理やり動かします。

そして、自宅に帰るとドッと疲れてまた動けないんです。

全然外に出たくないのに、でなければいけない。

辛い日々でした。

なにごとも楽しくない

趣味という趣味はあまりないんですが、

アニメを見たり、海外ドラマを見ることが好き。

当時はパンを焼いたり、チーズケーキを作ったりということにもはまっていました。

でもそれらが全然楽しくないんです。

テレビをつけてみても、面白いと感じなくて消して横になってぼーっとする。

という日々でした。

下の子が家にいるから一緒に遊んであげなきゃ!と思うのに、やる気がでないし動けない。

ただただ、病気やケガだけはしないように。

衣食住だけは整えないと、とそれだけのことしか考えられませんでした。

涙が出やすくなった

昔から涙もろいほうです。すぐ泣いてました(笑)

大人になってそれほど泣くこともなくなりましたが、

この頃はすぐに涙が出てきました。

なんてことないことでも出てしまうので、外に出るのも嫌になりました。

上の子が幼児教室のような所に通っているんですが、

ある日のこと。

ちょっと始業時間より早く、教室に連れて行ってしまったんです。

その時、先生に

「始業時間前には教室に入らないでくださいね!」

とちょっと注意を受けたんですね。

今現在の私なら、

「すみませ~ん、次から気をつけます♪(てへへ)」みたいな返事をすると思います(笑)

しかし当時は、

「すみません…」(玄関を出て号泣)

という状況でした(苦笑)

ただの注意なのに、受け流したり、普通に反省したり……そういう正常な反応が出来ていませんでした。

『私という存在を否定されている』

ということを強く感じている状態でした。

今考えると、『考え方、飛躍しすぎ!』と思うんですが、

当時は本当に否定されていると思い込んでいました。

気持ちが沈むなか、さらに不安な出来事が起きました。

悲しい

2020年、12月の定期検診での出来事です。

この日も検診のため、お馴染みの総合病院に来ていました。

いつものように、内診台にあがり超音波検査を受けていた時です。

先生「う~ん……左の卵巣が腫れてるね。排卵したのかな?」

私「え、何か問題があるんですか?」

先生「いや、まぁいまのところは……様子見でいいかな」

私(なんだその『……』って💦)

と不安になってしまいました。

『卵巣が腫れている』?

なにそれ、どういうこと?

気になるけど、先生が様子を見てというならそうするべきなのかな?

となるべく怖がらないように、不安にならないように。

あえて卵巣の腫れのことを『考える』ということをやめました。

最後に。

特に内容のない文章で申し訳ないです。

でも術後数カ月経ったころ、

『こういう気持ちになってこんなふうに過ごしていた。』

ということを記しておきたくて書いてみました。

【なるほど。術後は気分が沈んで、暗く辛い気持ちになる人もいるんだな。】

と思って、何かの参考にしてもらえるとうれしいです。(参考になるかな?苦笑)

ここまで読んでくださってありがとうございました😊

\こちらから👇みなさんの闘病記が読めますよ/

にほんブログ村 病気ブログ 子宮頸がんへ
にほんブログ村
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

30代主婦。2人の小さな子供がいます。

30歳で子宮頸がんⅠ期に。

ガンの発見から治療の内容、その時々の気持ちを書いています。
また日常の事や、おすすめの日用品や食品、本などをご紹介していきます。

コメント

コメントする

目次