子宮全摘手術③ ~入院した当日の様子(手術前日)~

子宮全摘手術③
さくらい

こんにちは、みなさん!さくらいです♪

この記事では・・・

子宮全摘手術の

『入院当日の様子』

について書いています。

目次

いざ、2回目の入院へ

病院

入院日、9時には麻酔科を受診して説明を受ける予定です。

その時間に間に合うように、パパと自宅を出ました。

前回よりも少し長めの入院になるので、子供たちに会えないのもさみしいですね。

でも子供たちは何が何だかよくわかってないので、元気よく「ばいば~い!」と送り出してくれました…(笑)

麻酔科受診

受付を済ませて時間通りに麻酔科を受診です。

この用紙を使いながら、麻酔科の先生が説明してくださいました。

専門用語はよくわかりませんが、今回の手術は『全身麻酔』であること。

全身麻酔による、合併症と危険性『歯や唇にけが』、『声のかすれ』、『のどの痛み』、『誤嚥性肺炎』などがありますよ。

ということが書いてありますね。

そして術前は、前回の円錐切除術のときと同じく『経口補水液』を飲みます。(下記に詳細を書いています)

術前の点滴替わりですね。

説明が終わり、麻酔科の同意書にサインをして次に進みます。

PCR検査へ

PCR検査

感染症対策のため、今回もPCR検査が必須でした。

病院の外にあるプレハブ小屋で検査を受けます。

前回同様、大きな扇風機が何台か置かれていて、防護服を着た方に鼻の中を綿棒でグリグリされました。

ここも何事もなく済み、次は入院手続きに進みます。

入院の手続きへ

提出しなければならないものがたくさんあります。

提出する物
  • 健康保険証
  • その他の医療証、公費証明書、労災・公災を確認するための事業主の証明書(お持ちの方は)
  • 入院同意書、個室入室希望申請書 兼 個室料支払承諾書、入院誓約書・入院保証書、電気器具使用許可願、家庭連絡簿、 保険外負担金同意書

漢字が多い。目がおかしくなりそうですね。

本当に入院前後は書類が多いんです。

これに加えて、入院診療計画書、転倒防止注意喚起の用紙、麻酔の説明、手術の説明、面会禁止のお知らせ、入院のしおり、術後の過ごし方、婦人科のしおり、傷口テープの貼り方、術後のリンパ浮腫について……いろんなA4サイズの紙をもらいますよ。まだありますが、このぐらいにしておきますね(汗)

同意書なんかは提出必須になるのでとても大切です。

大切な書類が迷子になっていつの間にやらゴミ箱へ……なんて方もいらっしゃるそうなので、気を付けましょうね。

👆このような仕切りのあるA4ファイルが使えます。

話をもどして、入院手続きです。

必要な書類を提出しました。

その後は、病棟まで案内してくれる看護師さんを待ちます。

病棟へ

病室

ここでパパとはいったん、さよならです。

入院日数は約10日だと言われていました。

10日って長いですよね、耐えられない……でも耐えるしかない。

私「いってくる」

パパ「おう、がんばれよ」

ってな感じでお別れしましたね。ほんとあっさりした夫婦だ。

6月にも入院しているので病棟の説明もそこそこに、病室へと案内されました。

(よし!!)

心の中でガッツポーズです。窓側のベッドでした。

やっぱり、毎日代わり映えのしない入院生活では、外の景色が見られる窓はほしいですよね。

大きい窓、最高です。

それに今回は、お隣と向かいにすでに入院されている方がいらっしゃいましたが、どちらもとても静かな方でした。

その点でも快適に過ごせました!(笑)

円錐切除術の入院時は騒がしくてつらかったので……。

看護師さんがベッド回り、洗面台、シャワー室、ロッカーの説明をしてくださいました。

これも6月に入院していたのでばっちりです。

荷解きをしながら過ごしていると、看護師さんがいらっしゃって『採血』『血圧測定』をしてくださいました。

また採血があるのか~と思いましたね。術前にもしたのにな、なんて思ったり。やっぱり採血って重要なんでしょうね。

採血、血圧測定が終わり、いろいろな説明が始まりましたよ。

入院中の流れは?

手術の日程表

字が小さくてごめんなさい。

このような日程表が渡されました。

入院中、どのような流れで進んでいくのか書かれていますね。

【尿の管】、【傷口付近のドレーン(管)】ってなんだろう?(恐怖)

っていう気持ちでした。

体に管を入れられてるってなんだか怖く感じませんか?

もうしょうがない。避けられないことだ!と考えて、サッとこの日程表は閉じました。

その後は、病棟内での転倒に気を付けて、面会は禁止です、緊急の時以外はあまり病院に連絡しないでくださいね……というようなお話がありました。

看護師さんが退室すると、今度は栄養士さんの登場です。

事前に食物アレルギーの有無の書類を提出していましたが、改めて対面で聞いてくださいました。

特に私はアレルギーはないので、その旨を伝えました。

今日は昼、夜とご飯は食べられますが、21時以降は絶食

夕食のメイン料理は2つから1つ自由に選択できますよ。

というお話を最後にきいて、栄養士さんも退室。

普段ならウキウキしながら選ぶんでしょうが、手術前日に夕食のメイン料理を選ぶ心の余裕はありませんでした(苦笑)

主治医の交代

医師

そういえば、この手術から主治医が交代したんです。

A先生からB先生へ。

B先生がなかなか個性的でおもしろくて。今現在(2022年9月)も通院中なので、お世話になっています。

A先生は【ザ・先生】という感じです。物静かな感じの眼鏡をかけた先生で。

B先生も眼鏡は眼鏡なんですが、いつ会ってもすっごい快活でハキハキしてる感じなんです。パリピまではいかないけど明るいんですよね。先生って感じではないです。(失礼かな?汗)

病室でぼーっとしていると、そのB先生があいさつに来てくださいました。

『調子はどう?元気?』

『明日は手術がんばろう』

『手術のあとは、よく動いたら治りもはやいよ』

というようなことをおっしゃっていました。

よろしくお願いします、とこちらもあいさつして先生も退室されました。

剃毛

剃刀

きました、剃毛です。

手術の邪魔になるので、おしもの毛を剃ります。

午前中、看護師さんからお話がありました。

看護師さん「午後のタイミングの良い時に剃毛させてもらいますね。」

と……。

(剃毛なんてしたことないからどんな感じだろ?)

と不安に思っていましたが、ついにその時がやってきました。

看護師さん「毛を剃るので、ズボンと下着を少しずらしてくださいね~」

わたし「は、はい」

ベッドに仰向け。

ズボンと下着を太ももくらいですかね?そのくらいまで下げました。

「じゃあ剃りますね。痛かったらおっしゃってください」

と看護師さんが声をかけてくださって人生初の剃毛スタートです。

市販の電動カミソリのようなもので剃っていきます。ジリジリと剃られている感覚はありますが、強い痛みはありません。

剃っているところを直接見るのも気が引けるので、ベッドに寝転がり天井をジッと見つめていました(苦笑)

看護師さん「おわりましたよ~」

と一言。

チラッとおしもを覗いてみると…

わたし(ほうほう……こんな感じか。そのくらいまでなのね、なるほど)

vラインの毛がなくなっていましたね。

一体どこまで剃られるのかな?と思っていたので少し安心しました。(笑)

ツルツルになるのかな?とも思っていましたが、短くするという感じなんですね。

5ミリくらい残っている状態でした。触るとジョリジョリする感じですね。

濡れタオルで拭いて終了です。

経口補水液

経口補水液

『経口補水液』について書いておきます。

円錐切除術のときと同様に、点滴替わりに手術前に経口補水液を飲みます。

画像にあるように、手術前日21時以降は絶食になります。水、お茶は飲めます。

起床(手術当日)したら、アルジネードウォーター・1パックとOS-1・1本を午前7時までに飲みます

手術に使われる薬

手術に使われる薬

手術に使われる薬についても説明がありました。

前日にはお通じの薬を飲みます。

当日には浣腸……。浣腸って辛いですね。また次回、これについて書きます。

あとは、点滴や注射がありますね。

術後には飲み薬が4種類あります。

最後の晩餐?

夕飯

手術前日の夕飯です。

これが人生最後のごはんかもな。

なんて思いながら食べました。

大げさでしょ~!なんて笑われるかもしれないけど、当時は本当にそう考えていたんですよね。

実際に、無事に手術が成功する確率は100%ではないですからね。

手術前日はやっぱり不安でした。

でも、主治医の先生、麻酔科の先生、看護師さんたちを信じて臨むしかないんですよね。

最後に

手術前日について書きました。

色々な説明があったり、準備があったりしますが、指示に従えば大丈夫ですよ。

不安なことがあれば、看護師さんに聞いてもいいですね。先生は男性なのでなんとなく言いづらいこともあったりなかったり……。

看護師さんのほうが距離が近いし同性だし何かあれば言いやすいですね。

みなさん親切な人ばかりで良かったです。心の安定に繋がりました。

このご時世、面会も出来ないからなんだか心細い入院生活でしたが、そんな看護師さんが多かったので快適に過ごすことが出来ましたね。

次回は手術当日です。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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この記事を書いた人

30代主婦。2人の小さな子供がいます。

30歳で子宮頸がんⅠ期に。

ガンの発見から治療の内容、その時々の気持ちを書いています。
また日常の事や、おすすめの日用品や食品、本などをご紹介していきます。

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