みなさん、こんにちは。さくらいです。
この記事では・・・
『子宮全摘手術・当日(前編)』
について書いています。
👇手術前日の様子はこちらに書いています。興味のある方はどうぞ!
手術当日、朝
あまり眠れませんでした。
細切れ睡眠でしたね、何度も夜中起きてしまいました。
起きたてでぼやーっとしながらスマホをいじっていると、看護師さんが来てくださいました。
- 起床から7時までの間に経口補水液を飲む。
- 食事は出来ないが、肺炎予防のために歯磨きをする。
- 浣腸をする。
- 病室から離れない。
- 手術前に、手術着、手術用パンツ、弾性ストッキングを身につける。
このような案内がありました。
この中で気になる項目は、浣腸ですよね。
私はこの時が【初浣腸】でした(笑)
こんな思い2度としたくないと思いましたね……。(怖いこといってごめんなさい)
初めての浣腸
『出産のときは浣腸をする』というのを母に聞いたことがありますが、2度出産経験のある私ですが、浣腸はせずに子供を出産しました。
経験がなかったので
(浣腸ってどんなもんかしら?)
と思っていたんですよね。
看護師さんに呼ばれて
病室でちびちびと経口補水液を飲んでいると、看護師さんが来られました。
看護師さん「これから浣腸をするので、処置室に来てください」
私「はい~」(きたきた!とうとうきた!)
そのままの格好でついてきてくださいといわれて、パジャマのまま病室を出ました。
トイレはいきましたか?行きましたよなんて会話をしながら、そわそわしながら看護師さんについていきました。
処置室は診察室みたいなところでしたね。
椅子が2つにベットが1つおいてありました。余計なものはおいてないような簡素なお部屋です。
看護師さん「体の正面を壁に向けて、横向きになって寝てください。」
とおっしゃったのでその通りにしました。
ちょうど、この横になった男性の格好ですね。
これは大腸内視鏡検査をしていますが、私の場合は【浣腸】です。
この時に分かったんですが、浣腸って看護師さんがしてくれるんですね。てっきりお医者さんかと思っていました。
なので、なんだか、こう……かわいい感じの若い看護師さんだったんで、申し訳ない気持ちになりました。(苦笑)
看護師さん「では浣腸するので、ズボンと下着をふとももあたりまで下げてもらえますか?」
私「は、はい~……」
いそいそとズボンと下着をおろします。
看護師さん「足をもうちょっと曲げてもらえます?お尻突き出す感じで」
私「は、はい!」
(足を曲げておしりを突き出す感じで……ほうほう)
看護師さん「はい、大丈夫です。では入れていきますね。口で呼吸してください~」
私(うわ~うわわわわ)
なんだか気持ちが悪かったですね。(笑)
変な感覚でした。
その後は、小走りでトイレへと駆け込みました。(漏れたら大変)
処置室からトイレまで少し距離があったので少し慌てました。
3分という時間
- 3分くらい我慢してほしい。
- 気分が悪くなったらトイレ内のボタンを押して呼んでほしい。
- 便座に座ると出てしまうので、出来るだけ立ったまま我慢する。
- 排便したら呼んでほしい。
以上の注意を受けました。
トイレに入って5秒後、
(もう!無理だ!!)
無理でしたね。3分?無理です、無理無理(笑)
1分ももたないと思いましたね。
めちゃくちゃお腹が痛くなって、冷や汗というか脂汗というか…そういうもので吹き出ました。
浣腸について調べたんですけど、我慢のしすぎは良くないと書いてあるサイトもありました。
血圧が急激に変動して倒れてしまうこともあるとか。確かに我慢してる最中、なるべく長い時間我慢しないといけないと思って……気づいたらフラフラっと体がふらついてました。
浣腸する方は本当に注意してください。無理のし過ぎは禁物です。
私は実際には2分ももちませんでしたね。ダメでした。
なんだか出した後もお腹が痛いままで、スッキリもしないし、嫌な気分になっちゃいましたね。
仕方のないことなんですけどね……。もう2度としたくないと思ってしまいました。(苦笑)
排便後は看護師さんが確認するんだったかな?
でもその時見せた記憶がなくて。流してしまったのかもしれません。
嫌ですよね、確認してもらうの(苦笑)
手術直前
浣腸も済ませて、病室で一息つきます。
しばらくすると、また看護師さんが来られました。
いよいよ手術を受ける準備です。
手術着、手術用パンツ、弾性ストッキングを着用します。
全て用意を済ませて椅子に座ったり、立ったりそわそわと落ち着かない。
そんなことをしていると、主治医のB先生が来てくださいました。
B先生「どう?緊張してる?」
私「そう、ですね~。少ししてますね」
B先生「緊張はするよね、大丈夫大丈夫!前より手術の時間はかかるけど、がんばろう!」
今日も相変わらず快活だな~なんて思って、先生を見てると元気が出ました。
会うと元気の出る先生っていいですよね。感謝です。
その後もそわそわしていると、いよいよ手術室へと出発です。
手術室へ
今回も自分で歩いて手術室まで向かいます。
途中、病棟前のエントランスでパパと合流しました。
パパ「おう」
私「おはよ」
相変わらず、今日も口数が少ない夫婦です。
まあ手術前なんで仕方ないですかね?緊張と不安でお互いあまり口を開きませんでした。
いってきます!
手術時間は4時間ほどかかると聞いていました。
終わるまでまたパパとはお別れです。
ドキドキしながら、手術室の前で…
私「いってくるよ」
パパ「がんばれよ」
円錐切除術のときと同じ会話です。あっさりです。
歩いて手術室に入ります。
その時に、名前、生年月日を伝えます。(本人確認は何度もします)
腕につけている輪っかに書かれたバーコードを、専用の機械で読み取ります。
前回と同じ部屋かどうかわかりませんが、綺麗で清潔なお部屋には変わりないです。
いろいろな機械や道具も置いてありました。
そして横幅の狭いベッドあり、そこに仰向けで寝転がります。
そういえば手術室に入ってびっくりしたことがありました。
音楽がかかっていたんです!
どなたのチョイスかわかりませんが、Official髭男dismの【宿命】がかけられていました。
好きな曲だったんでうれしかったんですよね~。ちょっと緊張もほぐれた記憶があります。
やはり執刀医の先生の好みだったりするんでしょうか?気分が上がるように…とか?
円錐切除術のときには音楽はかかっていなかったので、少し不思議に思いました。
麻酔
ヒゲダンの曲のおかげで緊張がほぐれた私ですが、まわりの先生方、看護師さんたちはテキパキと動かれていました。
麻酔科の先生によって点滴の針がさされます。
いや~お上手ですよね。
私の場合、血管が見えにくいからか何度か刺されることがあるんですが、円錐切除術のときも今回の子宮全摘手術も、1発で命中させてくれました。
点滴の針は太くて痛いから、1発で成功してくれると本当にうれしいんですよね。
この辺りは麻酔直前でうる覚えなんですが、
先生方や看護師さんたちが「がんばりましょうね~」と声をかけてくださっていました。
そして、どなたかが数秒かぞえてくれて、そのまま意識がなくなりました。
最後に
手術当日。起床から手術までの4時間弱のことを書いたんですが、とても濃い時間ですね。
初めての経験や、不安な思いとか、子供とか家族の事を考えたり。
いろんな出来事が詰まった4時間でした。
次回は【手術当日・後編】について書きます。
手術が無事に終わったところから始めていきます。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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