子宮全摘手術④・前編 ~手術当日。子宮よ、さようなら。~

子宮全摘手術④・前編
さくらい

みなさん、こんにちは。さくらいです。

この記事では・・・

『子宮全摘手術・当日(前編)』

について書いています。

👇手術前日の様子はこちらに書いています。興味のある方はどうぞ!

目次

手術当日、朝

あまり眠れませんでした。

細切れ睡眠でしたね、何度も夜中起きてしまいました。

起きたてでぼやーっとしながらスマホをいじっていると、看護師さんが来てくださいました。

看護師さんからの案内
  • 起床から7時までの間に経口補水液を飲む。
  • 食事は出来ないが、肺炎予防のために歯磨きをする。
  • 浣腸をする。
  • 病室から離れない。
  • 手術前に、手術着、手術用パンツ、弾性ストッキングを身につける。

このような案内がありました。

この中で気になる項目は、浣腸ですよね。

私はこの時が【初浣腸】でした(笑)

こんな思い2度としたくないと思いましたね……。(怖いこといってごめんなさい)

初めての浣腸

トイレ

『出産のときは浣腸をする』というのを母に聞いたことがありますが、2度出産経験のある私ですが、浣腸はせずに子供を出産しました。

経験がなかったので

(浣腸ってどんなもんかしら?)

と思っていたんですよね。

看護師さんに呼ばれて

病室でちびちびと経口補水液を飲んでいると、看護師さんが来られました。

看護師さん「これから浣腸をするので、処置室に来てください」

私「はい~」(きたきた!とうとうきた!)

そのままの格好でついてきてくださいといわれて、パジャマのまま病室を出ました。

トイレはいきましたか?行きましたよなんて会話をしながら、そわそわしながら看護師さんについていきました。

処置室は診察室みたいなところでしたね。

椅子が2つにベットが1つおいてありました。余計なものはおいてないような簡素なお部屋です。

看護師さん「体の正面を壁に向けて、横向きになって寝てください。」

とおっしゃったのでその通りにしました。

ちょうど、この横になった男性の格好ですね。

これは大腸内視鏡検査をしていますが、私の場合は【浣腸】です。

この時に分かったんですが、浣腸って看護師さんがしてくれるんですね。てっきりお医者さんかと思っていました。

なので、なんだか、こう……かわいい感じの若い看護師さんだったんで、申し訳ない気持ちになりました。(苦笑)

看護師さん「では浣腸するので、ズボンと下着をふとももあたりまで下げてもらえますか?」

私「は、はい~……」

いそいそとズボンと下着をおろします。

看護師さん「足をもうちょっと曲げてもらえます?お尻突き出す感じで」

私「は、はい!」

(足を曲げておしりを突き出す感じで……ほうほう)

看護師さん「はい、大丈夫です。では入れていきますね。口で呼吸してください~」

私(うわ~うわわわわ)

なんだか気持ちが悪かったですね。(笑)

変な感覚でした。

その後は、小走りでトイレへと駆け込みました。(漏れたら大変)

処置室からトイレまで少し距離があったので少し慌てました。

3分という時間

浣腸時の注意ポイント
  • 3分くらい我慢してほしい。
  • 気分が悪くなったらトイレ内のボタンを押して呼んでほしい。
  • 便座に座ると出てしまうので、出来るだけ立ったまま我慢する。
  • 排便したら呼んでほしい。

以上の注意を受けました。

トイレに入って5秒後、

(もう!無理だ!!)

無理でしたね。3分?無理です、無理無理(笑)

1分ももたないと思いましたね。

めちゃくちゃお腹が痛くなって、冷や汗というか脂汗というか…そういうもので吹き出ました。

浣腸について調べたんですけど、我慢のしすぎは良くないと書いてあるサイトもありました。

血圧が急激に変動して倒れてしまうこともあるとか。確かに我慢してる最中、なるべく長い時間我慢しないといけないと思って……気づいたらフラフラっと体がふらついてました。

浣腸する方は本当に注意してください。無理のし過ぎは禁物です。

私は実際には2分ももちませんでしたね。ダメでした。

なんだか出した後もお腹が痛いままで、スッキリもしないし、嫌な気分になっちゃいましたね。

仕方のないことなんですけどね……。もう2度としたくないと思ってしまいました。(苦笑)

排便後は看護師さんが確認するんだったかな?

でもその時見せた記憶がなくて。流してしまったのかもしれません。

嫌ですよね、確認してもらうの(苦笑)

手術直前

弾性ストッキング

浣腸も済ませて、病室で一息つきます。

しばらくすると、また看護師さんが来られました。

いよいよ手術を受ける準備です。

手術着、手術用パンツ、弾性ストッキングを着用します。

全て用意を済ませて椅子に座ったり、立ったりそわそわと落ち着かない。

そんなことをしていると、主治医のB先生が来てくださいました。

B先生「どう?緊張してる?」

私「そう、ですね~。少ししてますね」

B先生「緊張はするよね、大丈夫大丈夫!前より手術の時間はかかるけど、がんばろう!」

今日も相変わらず快活だな~なんて思って、先生を見てると元気が出ました。

会うと元気の出る先生っていいですよね。感謝です。

その後もそわそわしていると、いよいよ手術室へと出発です。

手術室へ

手術

今回も自分で歩いて手術室まで向かいます。

途中、病棟前のエントランスでパパと合流しました。

パパ「おう」

私「おはよ」

相変わらず、今日も口数が少ない夫婦です。

まあ手術前なんで仕方ないですかね?緊張と不安でお互いあまり口を開きませんでした。

いってきます!

手術時間は4時間ほどかかると聞いていました。

終わるまでまたパパとはお別れです。

ドキドキしながら、手術室の前で…

私「いってくるよ」

パパ「がんばれよ」

円錐切除術のときと同じ会話です。あっさりです。

歩いて手術室に入ります。

その時に、名前、生年月日を伝えます。(本人確認は何度もします)

腕につけている輪っかに書かれたバーコードを、専用の機械で読み取ります。

前回と同じ部屋かどうかわかりませんが、綺麗で清潔なお部屋には変わりないです。

いろいろな機械や道具も置いてありました。

そして横幅の狭いベッドあり、そこに仰向けで寝転がります。

そういえば手術室に入ってびっくりしたことがありました。

音楽がかかっていたんです!

どなたのチョイスかわかりませんが、Official髭男dismの【宿命】がかけられていました。

好きな曲だったんでうれしかったんですよね~。ちょっと緊張もほぐれた記憶があります。

やはり執刀医の先生の好みだったりするんでしょうか?気分が上がるように…とか?

円錐切除術のときには音楽はかかっていなかったので、少し不思議に思いました。

麻酔

ヒゲダンの曲のおかげで緊張がほぐれた私ですが、まわりの先生方、看護師さんたちはテキパキと動かれていました。

麻酔科の先生によって点滴の針がさされます。

いや~お上手ですよね。

私の場合、血管が見えにくいからか何度か刺されることがあるんですが、円錐切除術のときも今回の子宮全摘手術も、1発で命中させてくれました。

点滴の針は太くて痛いから、1発で成功してくれると本当にうれしいんですよね。

この辺りは麻酔直前でうる覚えなんですが、

先生方や看護師さんたちが「がんばりましょうね~」と声をかけてくださっていました。

そして、どなたかが数秒かぞえてくれて、そのまま意識がなくなりました。

最後に

こころ

手術当日。起床から手術までの4時間弱のことを書いたんですが、とても濃い時間ですね。

初めての経験や、不安な思いとか、子供とか家族の事を考えたり。

いろんな出来事が詰まった4時間でした。

次回は【手術当日・後編】について書きます。

手術が無事に終わったところから始めていきます。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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この記事を書いた人

30代主婦。2人の小さな子供がいます。

30歳で子宮頸がんⅠ期に。

ガンの発見から治療の内容、その時々の気持ちを書いています。
また日常の事や、おすすめの日用品や食品、本などをご紹介していきます。

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