こんにちは、みなさん。さくらいです!
この記事では…
今年度(2022年)私が受講した
『甲種防火管理新規講習』についてご紹介します。
さくらい、難しそうな講習受けたのね。
やるじゃない。
そう!2日間の講習だったよ。
最初は講習内容も難しそうだし、テスト(効果測定)もあるっていうし不安で不安で…。
でも案外テストもラフな感じで拍子抜けしたの。だから今から講習を受ける人も心配いらないよ!
- 防火管理者について(軽く)
- 講習の内容や時間(受講時間や休憩時間)、雰囲気
- 効果測定(テスト)はどんなものか
- 講習に必要なもの
『防火管理者』について
この記事では主に『講習の内容』について載せています。
なので『防火管理者』については軽い説明に留めておきますね。
防火管理者ってなに?
防火管理者とは、多数の者が利用する建物などの「火災等による被害」を防止するため、防火管理に係る消防計画を作成し、防火管理上必要な業務(防火管理業務)を計画的に行う責任者を言います。
防火管理講習|講習について|防火・防災管理講習|一般財団法人 日本防火・防災協会 (bouka-bousai.jp)
漢字がたくさん並んでいますね。
簡潔に言ってしまうと…
『一定規模の建物を【火災などの被害】から守り管理をする人』のことをいいます。
防火管理者って何をする人?
防火管理者はなにをしなければいけないのでしょうか?
- 消防計画を作成する
- 防火管理業務を定期的に行う
主にこの2つでしょうか。
消防計画とは、建物の場所や維持管理、消防用設備の点検・管理、避難訓練の実施などを記したもの。
防火管理者はこの消防計画を『所轄の消防庁又は消防署長』に届け出ることが義務付けられています。
それに加え、日ごろから消防用設備の点検や整備、防火設備をしっかりと維持することと、避難訓練などを定期的に行う…などなど。防火に対していろいろな職務を全うしなくてはいけません。
いろいろ難しいことをするのね。
なんだか大変そうだわ。
どれも命に係わる重要なこと。
しっかりと『点検、整備、訓練』をしないとね。
講習の内容や時間、雰囲気について
『講習』ってどんな感じだろう?
難しいのかな?時間は長いのかな?先生たちは厳しいのかな?
講習を受講する前はこんなことばかり考えていましたね。
社会人になり、こういった『椅子に座って講義を受ける』という機会もなかったので尚更でした。
私と同じように感じる方も多いかもしれません。
ではここからは、講習の内容や時間、雰囲気などを紹介していきます。
どんな内容なの?
さて、どんなことを学ぶのでしょうか?
- 防火管理の意義と制度の概要
- 火気取扱いの基本知識と出火防止対策
- 施設・設備の維持管理
- 自衛消防
- 防火管理の進め方と消防計画
主にこの5つです。
1.防火管理の意義と制度の概要
防火管理ってなんのこと?という問いにはじまり。どんな制度があり、なぜそのような制度ができたのか。過去の大規模な火災事故などを例にあげて、説明してくださいました。
2.火気取扱いの基本知識と出火防止対策
なぜ火がつき、燃えるのか…物が燃えるメカニズムのお話。火災を防ぐための対策や危険物の種類や特性のお話。
3.施設・設備の維持管理
消火器の種類、使い方。スプリンクラーの特性など。防火施設の施設の説明など。
4.自衛消防
自主防火管理の原則として、『自分のところは自分で守る』という言葉があるそうです。通報、消火、避難誘導、防火扉の大切さを学びました。
5.防火管理の進め方と消防計画
防火管理者のするべきことや、消防計画の作成方法などを教えてくださいました。
すっごくボリュームあるのね!
テキストもらったとき「うわ!分厚い!」って思ったよ(笑)
でも講師の方が大切なところを掻い摘んでお話してくれたし、休憩時間もちょっと多くしてくれたからなんとか乗り切れたよ♪
受付や受講時間は?
下記の日程は、私が受講した講習会のものです。講習の1日目、テキストと共に机の上に置かれていました。
開催される会場によって、会場への入場時間、休憩時間が異なるようです。講習内容はもちろん同じだそうです。
初日はだいたい10時~17時くらいまであるのね(汗)
休憩を挟むといってもなかなかハードね。
でも実際は休憩時間も小刻みにとらせてくれたんだよ。
当日の実際の日程がこちらです。
- 09:20~09:50 受付
- 09:50~10:00 オリエンテーション
- 10:00~10:55 ①防火管理の意義と制度の概要 前半
- 10:55~11:05 休憩
- 11:05~12:00 ①防火管理の意義と制度の概要 後半
- 12:00~13:00 お昼休憩
- 13:00~13:50 ②火気取扱いの基本知識と出火防止対策 前半
- 13:50~14:00 休憩
- 14:00~14:40 ②火気取扱いの基本知識と出火防止対策 後半
- 14:40~14:50 休憩
- 14:50~15:40 ③施設・設備の維持管理 前半
- 15:40~15:50 休憩
- 15:50~16:40 ③施設・設備の維持管理 後半
- 16:40~16:50 事務連絡等、解散
本当ね。小刻みに休憩をはさんでくれてる。
これならお昼を食べて眠くなってもなんとか耐えられそうね。
ご飯食べた後ってほんと眠くなるよね(笑)
だいたい1時間おきに休憩をいれてくれてたから乗り切れたんだ!
会場、講習中の雰囲気ってどんな感じ?
会場はどんな感じ?
会場の入り口に付くと、受付台が置いてあり2人の男性が座っていました。
そして、『名前』と『身分証明書の提示』を求められました。
名前を伝え、運転免許証を提示すると、座席番号を伝えられて指定の席に座るように指示されました。
上の写真はフリー素材なので実際の講習会場の様子ではありませんが、だいたいこのような場所でした。
大きな少し古めかしい体育館のような場所に、長机と足にコロコロが付いていて移動が出来る椅子が置いてありました。
感染症対策のためか、普段からそうなのか……2人で1つの長机を使用するというスタイルでした。
定員が100人で、申し込み開始から4時間後には『ネット予約』は満員になっていましたね。ちなみにネット予約以外に『FAX』で申し込みが可能です。私が受講した会場ではネット80人、FAX20人という配分での募集だったそうです。
ほぼほぼ席は埋まっていましたが欠席者もいらっしゃいました。
男女比はぱっと見ですが5~6割が男性、4~5割が女性でしたね。男性が多いかな?と勝手なイメージを持っていましたが、意外に男女半々くらいかな?という感じでした。
防火『管理者』になる講習会。ということで若い方より少しお年を召した方が多いように感じました。
70代くらいのおじいちゃんも数名いらっしゃいました。お腹の大きい妊婦さんまで。本当にもみなさま、お疲れさまでしたと言葉をかけたいです。
席に着くと。
机には『テキスト』、『CD-R』、『DVD』、『消防訓練の冊子』、『2日間の日程表』が置かれていました。
テキスト
300ページ越えの分厚いテキストですが、テキスト部分は半分ほどです。(約144P)
残りの半分は参考資料なのでご安心を。
CD-R
内容は、『消防関係の法令』、『消防計画作成の要領と様式集』、『外国人来訪者等の避難誘導時の放送文(フリップボード)例』でした。
細かい法令がたくさん載っていたり、消防計画を作成するにあたっての参考になりますね。
こんな時代なので外国人来訪者の方は少ないかもしれませんが、外国人の方向けの避難誘導の例などもPDFでありました。印刷してそのまま使えます。
DVD
消防訓練ってどのようにすればいいんだろう?そんなときに便利なのがこのDVDです。
収録時間が17分と短いので、職場の皆さんや事業所を使用する方たちとサクッと観ることができます。
消防訓練の冊子
大きな字、カラーのイラストと写真でわかりやすく消防訓練が学べます。
消火器や消火栓を実際に使用している写真も載せられているので、イメージがしやすいですね。
CD-RにDVD…ご丁寧だなと感じますね。
出来るだけわかりやすく。というのを徹底されているんだなと感じました。
オリエンテーションから講習へ
9:50~オリエンテーション開始です。
講習の責任者(?)の方からお話がありました。
講習中の注意事項。講習中はマスクを着用してくださいというご案内。感染症対策のため、実際の受講人数よりも減らしての講習になってしまったお詫び。効果測定があり、10問、自己採点、50点以下だと補講を受ける必要があるというお話。
補講?!ピンチじゃない、さくらい!
正直このお話を聞いた時はひやひやしてたよ~大丈夫かな?って。
でも、安心安心♪
オリエンテーション後、講習開始です。
上記の日程通り、休憩も小刻みにはさんでもらえてよかったです。
ずっと座っていると体がかたまってくるし、足がすごくむくみます!休憩のたび、歩行のためにトイレにいっていました(苦笑)
講習中はどんな感じ?
講習はほぼほぼ講師の方のお話を聞いているだけです。
質問もできませんし、こちらから発言することはありませんでしたね。
質問などある場合は休憩中に聞いてくださいとのことでした。もちろんトイレは我慢せずに行けますよ。
そしてお話されている講師の方には申し訳ないんですが、聴いているだけだとやはり眠気が……。
これが2日間続きます(笑)気を引き締めて頑張りましょうね。
効果測定の内容について
ドキドキの効果測定ですね。
上記、説明の通り。
出題は10問。テスト終了後に、責任者の方が解答を口頭で伝えてくれるので自己採点します。その後、点数を自分で記入して会場出口まで持っていき、修了証と交換してそのまま解散。という流れでした。
この効果測定。
どんな問題が出るのか、難しいのか、補講なんて受けたくない……なんて方がたくさんいらっしゃったんでしょうね。
責任者の方に、効果測定に関する質問をした方が複数いたようで、講習の休憩中にその責任者の方からこのような案内がありました。
- 講師の方が講習中に出題箇所を言ってくれるので、しっかりと講習を聞く。
- テスト中はテキストやノートを見ながら解いても良い。
- この2点をしっかりと行ってもらえれば必ず合格できるので頑張ってください。
とのことでした。(笑)
え、テキスト見ていいの?
テキスト……見ていいそうです(笑)
でも油断は禁物。講師の方のお話をしっかり聞いていないと、どこが出題されるかわからないから注意してくださいね。
テストの時間は約15~20分だったので、出題箇所を絞れないと時間が足りないと思います!
びっくりですよね~。テキスト見られるなんて。
出題箇所を絞り込めて、テキストを見ながら解くことが出来る!ということなら、気持ちにも余裕が出ますよね。
1日目が終わってから自宅で、出題箇所をワードに打ち込んで印刷しました。
2日目はその用紙を持ち込んで、追加の出題箇所は手書きしました。
そういえば、出題10問でしたが、講師の方のお話を聞いていると合計で『15問』ほどおっしゃっていたんですよね。5問はダミーでしたね(笑)
問題自体、ひっかけみたいなものもなく、基礎的なものばかりだったので無事合格できました。
ここまで書きました『防火管理者講習の時間、内容、雰囲気、効果測定の内容』などは、あくまで私が受講した講習会場での出来事です。全ての会場でこのような内容で進められているのかはわかりかねます、申し訳ないです。ですが、少しでも安心して講習に臨むことが出来るように、参考にしてくださるとうれしいです。
講習に必要なもの
最後に講習に必要なものを書いておきますね。
- 顔写真付き本人確認書類
- 筆記具テキストを入れる袋かカバン
テキストはA4サイズで分厚く重いので、しっかりとした作りの袋かカバンがいいと思います。
水分やお昼ごはんも必要ですね。
近くで食事処などあればいいんでしょうが、次の講習時間に間に合わない!なんてことになるのが不安だったんで、朝、会場に入る前にコンビニで買っていきました。
眠気覚ましのガムや飴も買いました。私が受講した講習会場内は飲食OKでした。
さすがに講習中にマスクを外してパクパクもぐもぐ食べているのは注意されると思うので(苦笑)、マスク越しでも安心のガムと飴にしておきました。
最後に
いかがでしたか?
およそ10時間の講習で眠くなったり、足がむくんだりしますが、普段の生活では学ぶことが出来ない防火の知識が手にはいります。
これから冬に向けて火災も発生しやすくなってきますね。
防火の意識を高めて、『みんなが働きやすい、活動しやすい場所』をしっかりと守っていけたらいいですね。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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